唵 - 麼 - 抳 - 鉢訥 - 銘 - 吽(Om - ma - ni - pad - me - hum、オン - マ - ニ -パド - メ - フン)の6字から構成される短呪。
観世音菩薩の慈悲を表現した真言であるため、
観音六字とも呼ばれ、特にチベットではダライ・ラマが観世音菩薩の化身であることから、
人々によく唱えられるほか、岩や転輪車に刻まれて信仰されています。
この真言には様々な意味が込められていて、最も知られているものが、「蓮華の宝珠よ、幸いあれ」であます。それぞれ、オンが「幸い」、マニが「宝珠(智慧)」、パドマが「蓮華(慈悲))」、フンが呪文の完成(威嚇のうなり声)を意味します。
馴染みのある真言で,光明真言の,「マニ・ハンドマ」に相当します。この呪文を毎日唱えることにより、病魔や災難から逃れ、
幸運が訪れると信じられています。
チベットでは、オン・マ・ニ・ベ・メ・フンと発音される六字真言が観音菩薩と一体であると考えられ、
このアクセサリーを身につけ、この6つの言葉を唱えることにより、病気・苦痛・刑罰と恐怖が消え、寿命が延び、財産が増えると語り継がれています。