【厄除御守】
人に訪れる「前厄・本厄・後厄」を無事に乗り越えるのはもちろん、平穏な日常のために厄を遠ざけてもらうよう祈願するものです。
※虎2匹と陰陽太極が描かれています。
**虎嘯風生(こしょうふうしょう)**
「虎嘯」とは虎が吠えることで「風生」とは風が発生することを言います。
虎が吠えれば風が激しく巻き起こることを表し
そのことから優れた能力を持つ人が機会を経て奮起すると言われ
自然界でも他の動物を圧倒する力を持つ虎の勇猛さによって
魔や病を退け、強靭な力を発揮するとされています。
**風生水起(ふうせいすいき)**
水面に風が吹き水面に波が立つ=波は連鎖が起き、大きくなることから
物事が動き出す、活気がでる、熱気に溢れていることを表します。
**陰陽生太極**
全てのものに「陰」と「陽」があり
2つの気は太極であり結び影響しあっていると考えられ
気のバランスが安定していることを示しています。
**菱紋**
両端に描かれている菱文様は紀元前より見られ、
正倉院の宝物をはじめ、染織物や木工品などにも見られます。
文様である菱紋は、ヒシの実またはヒシの葉を図案化したものと言われています。
ヒシ(菱)は、菱形で両端に逆向きの2本の鋭いトゲがある
硬い実をつける事から、悪を退散させ、魔を除けるとされています。
**柘植**
材質:柘植
産地:東南アジア
万葉集の時代から、堅く変わらない絆を象徴する縁起物とされており
「もめごとを解きほぐす」という意味合いがこめらえていると伝えられています。
黄褐色の優しい色合いをしており、
ほかの木よりもゆっくりと成長する為、
緻密で割れにくく、耐久性に優れる木だとされています。
それらのことから堅忍 禁欲 冷静などの意味を持つと言われています。