富 (模様 ougon)
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鯉にまつわる伝説は中国と日本に存在しています。
中国では、黄河がたびたび氾濫を起こし、周辺住民たちの生活や命を脅かしていました。そこで、一人の人物が今でいうところのダムを建設し、黄河の氾濫を食い止めました。それ以降、黄河が大きく氾濫することがなくなり、周辺住民たちは心穏やかに過ごすことができるようになりました。
それから長い月日が経ち、黄河に一匹の鯉が迷い込みました。その鯉は黄河に迷い込んだとたん黄金色に輝いて龍に変化し、天高く昇って行ったのだそうです。このことから、鯉は登り龍の化身として縁起のいい生き物とされるようになったそうです。
また、日本ではその昔中国の急流を鯉が昇りきり、その後龍の姿に変身して天高く昇っていったとされる伝説が広まりました。その鯉は大変努力をして急流を昇った為、龍という強い生き物に変身したのだと言われました。
そのような縁起のいい話から鯉は縁起のいい生き物とされるようになったと言われています。
鯉は日本書紀にすでに登場しています。
日本武尊(やまとたける)の父にあたる景行天皇は、日本書紀に登場します。ここでは鯉を自分の庭の池に放って鑑賞していたと記されています。その理由は定かではありませんが、わざわざ自分の庭の池に放って鑑賞していたのですから、何か特別な思い入れがあったのでしょう。
この時、すでに日本では中国で伝わっていた鯉の伝説が日本にも伝えられていたのでは?という説もあるようです。